2024年から始まった新NISA制度により、非課税投資枠が大幅に拡充されました。「月10万円をNISAで投資している人って、どんな生活をしているの?」「そんなに投資して家計は大丈夫なの?」という疑問を持つ方も多いはず。
本記事では、筆者自身の実体験をもとに「年収・家族構成・住宅ローンあり」という条件のもと、現実的にどうやって月10万円を投資に回しているのかを公開。さらに、他の実践者の事例や生活費のやりくり術も紹介しながら、無理なく新NISAを活用するヒントをお届けします。

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新NISAで「月10万投資」って現実的なの?
新NISAでは、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)の合計360万円が非課税対象です。これを12カ月で割ると、月30万円まで投資できる計算になります。月10万円なら、その3分の1程度。理論上は問題ありません。
ただし、「理論上可能」と「現実的に続けられる」は別問題です。たとえば、
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月10万円を投資に回すと、年間で120万円になります
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ボーナスがなければ月収から10万円を捻出し続ける必要があります
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生活費、子育て費用、住宅ローンなどとバランスを取る必要があります
つまり、重要なのは"家計のキャッシュフロー"です。いくら投資枠があっても、生活が破綻すれば意味がありません。
筆者はこうして実践中!家族4人のリアル家計
筆者家族は、
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夫(年収700万円)
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妻(年収200万円/時短勤務)
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子ども2人(4歳・1歳)
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持ち家(住宅ローン月10万円)
という構成の4人家族です。幼児2人を育てながら、月10万円をNISAで投資しています。投資先は主にS&P500(米国インデックスファンド)です。
(余裕資金でSOXLなどハイリスク投資もやっている)
▶ 家計の実例(毎月の主な支出)
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 住宅ローン | 100,000円 | ボーナス払いなし・30年固定 |
| 食費・日用品 | 80,000円 | 外食は月2回程度に抑制 |
| 保育料 | 40,000円 | 2人分(自治体補助あり) |
| 水道光熱費 | 20,000円 | 電気は節電意識で抑制 |
| 通信費 | 10,000円 | 格安SIM+自宅Wi-Fi利用 |
| 保険・車関連 | 20,000円 | 車1台・掛け捨て保険中心 |
| その他・レジャー | 30,000円 | 家族レジャーは月1回程度 |
| 投資(NISA) | 100,000円 | S&P500へ積立投資 |
合計支出:約40万円前後。夫婦の手取り収入は月45〜50万円ほどなので、生活費と投資をバランスよく配分できています。
他の「月10万投資」実践者の年収と生活スタイル
実際に「月10万円をNISAに投資している人たち」は、どんな生活をしているのでしょうか?以下のようなパターンが見られます:
▶ ケース1:DINKS(共働き・子なし)年収合計800万円
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固定費が少なく、家賃補助もあり、月10万投資は無理なく実現
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将来のFIRE(早期リタイア)を目標に投資額を最大化
▶ ケース2:年収500万円・実家暮らし・独身男性
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家賃・光熱費がゼロに近いため、収入の大半を投資へ
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NISA+iDeCo併用で月12万円を投資に回している例も
▶ ケース3:年収700万円・子ども2人・持ち家
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固定費(ローン・保育料)を抑え、車なし生活を実践
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家族旅行や外食を減らすことで投資資金を確保
このように、年収や家族構成だけでなく、ライフスタイルの設計次第で投資額は大きく変わることがわかります。
生活費をどう調整する?実際の家計簿イメージ
投資資金を作るには、支出の見直しが欠かせません。我が家で実際に取り入れている節約テクニックを紹介します。
▶ 固定費の見直し
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通信費:夫婦で楽天モバイル+自宅光回線で月1万円以内
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保険:不要な貯蓄型は解約。掛け捨て医療+団信のみ
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住宅ローン:金利比較して最安のネット銀行に借り換え
▶ 変動費の工夫
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食費:週末にまとめ買い+冷凍ストック活用
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日用品:Amazon定期便+ポイント還元を活用
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レジャー:公園・図書館など無料施設中心に
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外食:月2回までに制限し、ふるさと納税で補完
▶ 家計簿の活用
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マネーフォワードMEで毎月の出費を自動連携・可視化
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投資比率や貯金額も一目で管理でき、無駄を見つけやすい
このように、**「家計簿で見える化→ムダの削減→投資資金の確保」**という流れを作ることが大切です。
月10万投資でやりがちな落とし穴と注意点
「SNSでみんなやってるから」「NISAの枠を全部埋めたい」 そんな思いから無理をしてしまうと、生活や精神面に負担がかかります。
▶ よくある失敗例
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毎月赤字で、クレジットカードのリボ払いや借入で補填
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家族に内緒で投資し、急な出費に対応できず信用を失う
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教育費や車検、医療費などの大型出費に備えていない
投資はあくまで"人生のための手段"。短期的な成果よりも、長期で継続できることが何より重要です。
月10万のNISA投資、あなたにとっては現実的?
誰もが月10万円を投資できるわけではありません。しかし「いくら投資するか」よりも、「どう継続するか」が資産形成のカギです。
まずは月1万円、3万円からでもOKです。以下のようなチェックリストを元に、自分の状況を見直してみてください。
▶ 自己診断チェックリスト
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✅ 毎月の収支に余裕がある
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✅ 生活防衛資金(3~6カ月分)は確保済み
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✅ 家族の合意・理解がある
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✅ 家計簿アプリでお金の流れを把握している
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✅ 急な支出にも対応できる現金がある
これらをクリアしていれば、月10万円投資も現実的に可能です。
まとめ|家計とのバランスを取りながら“投資力”を育てよう
新NISAの登場により、月10万円という投資額も決して珍しくない時代になりました。しかし、それが「あなたの家計に合っているか」はまた別の話。
我が家のように、子育てや住宅ローンを抱えながらも、工夫と節約でNISAを活用することは可能です。焦らず、無理なく、自分に合ったペースで“投資体質”を育てていきましょう。
今の生活を壊さずに投資を続けることが、未来の安心につながります。








