変圧器の接地は、その安全性と機能性において重要な役割を果たします。接地されていない変圧器は、利用者にとって危険をもたらす可能性があります。本記事では、低圧側が400Vの変圧器の適切な接地について説明します。
Contents
1. 変圧器の基本:
変圧器の一次側と二次側の結線には、Y-△結線が存在します。特定の状況下で、低圧側の電圧が400Vとなり、この場合は特別な接地が必要となります。
2. 電気設備技術基準・解釈第24条の原則:
この条文によれば、13種接地の原則は低圧の中性点に施すべきですが、低圧の使用川電圧が300V以下の場合において、接地工事を低圧側の中性点に施し難いときは、低圧の1端子とすることが許されます。これは、300V以下の低圧では、対地に対する電位が低いため、常時接地線に流れる電流が少なく、不平衡が問題にならないからです。
3. 400Vの低圧側の接地:
400Vでは、電圧が高く不平衡電流も多くなるため、問題が生じる可能性があります。このため、低圧側を△結線として非接地としたい場合、混触防止板付き変圧器を使用し、その混触防止板をB種接地すれば解決できます。
4. 混触防止板の利用:
変圧器の中央上部から混触防止板の接地線が出ています。この混触防止板が、低圧側が400Vである場合に必要となります。特に、この変圧器がUPS電源の場合、混触防止板の利用は更に重要です。
5. 低圧電路の非接地の場合:
低圧電路が非接地である場合においては、高圧巻線または特別高圧巻線と低圧巻線との間に設けた金属製の混触防止板に13接地工事を施すことが推奨されます。これは、中性点に接地できない代わりの措置です。
まとめ:
変圧器の適切な接地は、利用者の安全性を確保し、変圧器の機能性を保つために重要です。特に、低圧側の電圧が400Vの場合、適切な接地措置を講じることが重要となります。混触防止板の正確な使用は、このような特定の状況下での安全確保に不可欠です。
Q&A
Q1: 低圧側の電圧が300V以下の場合、接地はどのように施されるべきですか?
A:300V以下の場合、低圧側の中性点に接地を施すべきです。しかし、中性点に接地を施し難い場合は、低圧の1端子に接地が許されています。これは、この電圧レベルでは対地に対する電位が低く、常時接地線に流れる電流も少ないため、不平衡が問題にならないからです。
Q2: 低圧側が400Vの場合、どのような接地措置が推奨されますか?
A:低圧側が400Vの場合、電圧が高く不平衡電流も多くなるため、特別な接地措置が必要です。低圧側を△結線として非接地としたい場合は、混触防止板付き変圧器を使用し、その混触防止板をB種接地することが推奨されます。これにより、安全性が確保されます。
Q3: 混触防止板は何のために使用されますか?
A:混触防止板は、低圧側が400Vで中性点に接地できない場合の安全対策として使用されます。混触防止板は、高圧巻線または特別高圧巻線と低圧巻線との間に設けられ、金属製の混触防止板に13接地工事を施すことで、安全性が確保されます。特に、変圧器がUPS電源の場合、混触防止板の利用は更に重要となります。




