資格とキャリア その他の資格・勉強

技術士一次 勉強方法実践の受験結果

前回、技術士一次の勉強方法を記事としてご紹介しました。

紹介内容の通りに対策を実施し受験をしましたので、その詳細をご報告したいと思います。

ちなみに結果は”合格”で、勉強方法も間違いない事が実証できたと我ながら実感しています。

1.勉強方法を実践してみた

紹介した勉強方法のおさらい

受験対策の要点としては以下になります。

・合格のボーダーラインは100点満点中50点。
・過去問出題率が約40%と高く、且つ直近5年以内の出題率が高い。
・学習は基本的に過去問の反復。理解できない問題は切り捨て、分かる問題を集中的に暗記。

これを念頭に基礎科目、専門科目に的を絞り学習をしていきます。

詳細は過去に記事に挙げているので、そちらを参照下さい。

 

費やした勉強時間

試験日の約2か月前くらいから勉強をし始め、おおよその勉強時間はざっくり以下のようになります。

参考
平日 2日間くらい会社終わりにカフェで2時間程度
休日 土日の2日もしくは1日は5時間程度

一応成果物として、基礎科目、専門科目の過去問5年間分の解法をノートに纏め、大学ノート4冊分になりました。

もちろん、分からない問題はスルーし、理解可能な問題のみ抽出してます。

あとはこのノートをひたすら暗記するのみです。

ポイントとしては出題されやすい問題の傾向を掴むことです。

特に専門科目は過去問の類似問題が多く出題されるため、完全に解法を理解しなくとも、選択問題故に消去法で答えられるものもありました。

それでは次項より、実践の効果を紹介していきます。

 

2.勉強方法は効果ありあり ボーダーラインで合格

想定通りの結果

以下が試験結果になります。
 基礎科目   9点/15問 合格
 適正科目 12点/15問 合格
 専門科目 13問/25問 合格
見ての通り、適正以外はほぼボーダー近辺の点数になります。

分からない問題は無視

試験中は分からない問題は目もくれず、解けそうな問題のみに集中します。

ボーダーが50点、つまり半分正解すれば合格なわけで、いらん問題に時間を費やしている暇はありません。

解けそうな問題でも計算に時間のかかる問題はスルー、時間が余ったら取り掛かればOK。

基礎科目、専門科目いずれも選択問題なので、複雑な計算問題は避け、文章問題中心に解答していっても充分得点を稼げます。

過去問出題率がやはり高い

分析の通り解答数に対し、過去問出題率が40%を超えてきます。

選択問題となる為、選択する問題は過去問で出題された問題に集中します。

なので、感覚的には『似たような問題やったことあるな』という問題ばかりになります。

特に今年は、過去問と同一問題、類似問題の出題率が高かったと感じます。

更にもう一つ感じたことは、

過去問で出題される問題は難易度が低い問題が多い。

ということです。

単純な文章の選択問題であったり、簡単な計算問題であったり、比較的覚えやすい問題が多いように感じます。

適正科目は対策する必要なし

適正科目は全く勉強無しで臨みましたが、問題なく合格ラインは取れます。

常識的な感性を持っていれば、消去法で解答可能です。

やや、ひっかけが多いような気もしますがそれさえ注意すれば問題なしです。

難易度はやはり低い

電験三種と比較してやはり全体の難易度は低いと感じます。

問題自体は難易度の高い問題、低い問題に別れるのですが、電験三種のようなひねくれた応用問題がありません。

過去問の類似問題が多いので解法(公式)を理解すれば基本的には解ける問題になっています。

過去問の類似問題を選択していけばボーダーラインは取れます。

参考書について

基礎科目についてはオーム社一択です。

勉強法紹介の記事にも記載していますが、特長は以下の通りです。

・出題の傾向と対策の分析が具体的
・10年分の過去問と過去出題問題がわかる
・解説が具体的

過去問出題率が高いという点が詳細に分析している点が高ポイントです。

専門科目(電気電子部門)については電気書院ですね。

電気電子部門についてはそもそも参考書自体が少ないです。

10年間分の過去問と解説が纏まっているのがこれしかなかったという感じです。

適正科目の参考書のような出題傾向と対策についての記載はありません。

ただ、適正科目と同様、過去問出題率が高いことは、今回の試験で証明されたので、以下の考察を参考ください。

それでは、今回の試験問題と過去問の相関を考察していきます。

出題問題と過去問出題率

今回の試験での過去問の出題率を以下に纏めます。
総じて出題率は高い傾向になっています。

基礎科目

15問中9問正解。

解答した問題の過去問出題率は以下となります。

選択した15問中、正解した9問全てが過去問で出題された問題になります。

その内、3問については過去と全く同じ内容の問題です。(過去問同一)

残りの6問についても、同一内容では無いものの、類似した問題になっています。

以下、試験前に想定していた合格ラインになります。

想定ボーダーライン VS 試験結果 比較

  • 1郡 設計・計画       2問  ⇒  2問
  • 2郡 情報・論理       3問  ⇒  3問
  • 3郡 解析           1問  ⇒  1問  
  • 4郡 材料・化学・バイオ   1問  ⇒  2問
  • 5郡 環境・エネルギー・技術  2問  ⇒  1問

ほぼ想定通りの結果となりました。

やはり、合格パターンは

比較的解きやすい1、2郡で点数を確保しつつ、残りの3、4、5郡でそれぞれ1問づつ正解していく。

3,4,5郡で過去問を何とか取るべく出題率が特に高いと思われる問題を下記にピックアップしてみました。

3郡
・ばね・固定振動数の大小比較問題

4郡
 出題にバラつきがありこれが出やすいというのがありません。
 ただし、何かしら過去問の出題はされます。

5郡
・科学史・技術史上の著名な業績

適正科目

15問中12問正解。

適正科目はあまり対策の必要は無いかなと思っています。

あえて言うとすれば、ひっかけのような問題が2~3問出題されました。

適切、不適切の数を選択する問題なのですが、全て適切になっており、

どれか一つは不適切なんじゃないかと勘繰ってしまうような問題です。

これは、変に勘ぐらずに解答して問題ありませんでした。

過去問で傾向を見てみるのも良いかもしれません。

専門科目

25問中13問正解。

解答した問題の過去問出題率は以下となります。

選択した15問中、正解した13問のうち11問が過去問で出題された問題になります。

その11問中、4問については過去と全く同じ内容の問題です。(過去問同一)

残りの7問についても、同一内容では無いものの、類似した問題になっています。

類似問題については過去5年分の出題の中で繰り返し出題されているのです。

以下に今回出題問題にて、過去問で出題された問題をピックアップしてみました。

問4 磁束密度に関する問題
 2018年 問2 類似問題
 2016年 問2 類似問題


問6 オームの法則に関する問題
 基本中の基本問題であるため毎年類似問題あり


問8 ブリッジ回路に関する問題
 2017年 問7 同一問題


問9 コイル・コンデンサの過渡現象に関する問題①
 2014年 問9  同一問題
 2018年 問12 類似問題
 2017年 問11 類似問題
 2016年 問9  類似問題
 2016年 問10 類似問題
 2015年 問9  類似問題
過渡現象に関する出題率はかなり高い!


問10 コイル・コンデンサの過渡現象に関する問題②
 2018年 問11 同一問題
問9と同様の過渡現象の問題が2問連続して出題されました。
過渡現象のコイル・コンデンサのSW開閉状態に対する公式を暗記しておけばOK!


問13 ブリッジ回路(コイルあり)に関する問題
 2014年 問11 類似問題


問18 チョッパ回路に関する問題
 2014年 問18 類似問題
 2018年 問17 チョッパ回路に関する問題
 2016年 問18 チョッパ回路に関する問題


問19 三相サイリスタブリッジ回路に関する問題
 2015年 問18 類似問題


問20 フィードバック制御に関する問題
 2017年 問29 類似問題
 2015年 問21 類似問題
 2014年 問20 類似問題


問21 高電圧測定 球ギャップに関する問題
 2017年 問19 同一問題
 2015年 問19 類似問題


問22 理想オペアンプに関する問題
 2013年 問23  同一問題


問23 電源電流回路に関する問題
 2018年 問22  類似問題


問33 半導体に関する問題
 2016年 問33 同一問題
 2018年 問34 類似問題
 2015年 問33 類似問題

これを見てお分かりの通り、約半数の問題が過去5年以内に過去問で出題されているのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

技術士一次試験は、誰でも受かるという訳ではありませんが、的を絞って効率的に勉強すれば受かる試験だと実際受験して感じました。

理系の方であれば尚更です。

受かるポイントとをおさらいすると、

・勉強期間は3ヵ月前程度から始める。
 ⇒平日可能な限り2時間、休日6時間程度、ノート4冊分。

・過去問出題率が高い為、過去問中心に勉強をする。
 ⇒過去問5年間分を2ターン程度。
  ボーダーが50点なので分からない問題はスルー。
  分かる問題だけ復習すればOK。特に文章問題は暗記しておくとよい。

・参考書は基礎・適性科目、専門科目の2冊分あればOK。
 ⇒ オーム社:技術士第一次試験基礎・適性科目完全解答
   電気書院:技術史第一次試験電気電子部門過去問題集

このような感じで、電験三種と比較すると出題範囲も難易度も”月とすっぽん”並に違うのでサクッと合格しちゃいましょう!

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ゆうすけ

はじめまして!
このブログでは、**「副収入を得るまでの軌跡」**をリアルに記録しながら、転職・ブログ運営・投資についての情報を発信しています。

運営者の経歴
🔹 2005年~2017年:派遣社員として技術職を中心に勤務(営業経験あり)
🔹 2015年~:電験三種に挑戦し、2018年に取得
🔹 2018年~:電気系システム設計職に転職(年収550万→現在700万)
🔹 2019年~:副業開始(ブログ・NISA投資信託)

現在は、本業で技術職として働きながら、ブログや投資にチャレンジし、コツコツと副収入を育てています。

このブログについて
「ブログは誰でも作れる!継続すれば副収入につながる」
そんな成功者たちの言葉に刺激を受け、試行錯誤しながらブログ運営を続けています。

書いている内容は、私自身の経験がベースです。
そのため、すべてが最適な方法とは限りませんが、実際の体験を交えて「リアルな副業挑戦記」として発信しています。

✅ ブログの成長記録
✅ 転職・キャリアアップ体験談
✅ 小遣い稼ぎ・投資の実践記録

「副収入を得たいけど、何から始めればいいの?」と悩んでいる方にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。

失敗も成功も含めて、リアルな記録を残していきますので、ぜひ一緒に学びながら成長していきましょう!

よろしくお願いします!

派遣からの逆転劇。電験三種が僕の人生をどう変えたのか――

人生が変わったきっかけはこちら


🌟 人生が変わった5つの転機ジャンル【まとめ記事紹介】

「仕事」「お金」「家庭」「心」「専門スキル」―― 自分自身が本当に変われたと感じた“人生の転機”。 あなたの未来につながるヒントを、カテゴリ別にまとめました。

-資格とキャリア, その他の資格・勉強

© 2026 天職備忘録 Powered by AFFINGER5