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変圧器のB種接地と地絡について
1. キュービクル内の変圧器の特徴
キュービクル内の変圧器は、上部の低圧母線へ接続する銅バーと緑色の電線を持っています。単相でも三相でも、低圧側に3本の銅バーがあり、中性相の真ん中の端子に緑色の電線が接続されています。
2. 電流と地絡の疑問
銅バーには電流が流れているため、緑色の電線にも電流が流れるのではないかと疑問に思います。それにも関わらず、どの変圧器も異状がなく正常に稼働しているのはなぜでしょうか。
3. B種接地線の存在
この緑の電線はB種接地線と呼ばれ、電気設備技術基準・解釈第17条に規定がある。この接地線は、高圧側と低圧側が混触することで、低圧側の電位が上昇する際に、火災や感電を防止するためのものです。
4. B種接地の働き
具体的には、自家用変電所の変圧器が高圧側と混触した場合、高圧側の電流をB種接地線を経由して、電力会社の配電線の対地静電容量との閉回路を形成して逃がします。B種接地の主な目的は、低圧側への影響を最小化することです。
5. 地絡しない理由の解明
変圧器がB種接地されていても、通常の状態では一次側と二次側が絶縁されているため、閉回路ができず電流は流れません。電流が流れるためには閉回路が必要で、通常の運転時には地絡することはないということが理解できます。
6. まとめ
変圧器の背後にあるB種接地という技術や安全措置を理解することは、電気設備の安全運転にとって非常に重要です。このような知識を持つことで、機器の正常な動作や安全性に対する理解が深まります。
Q&A
Q1:変圧器の中の緑色の電線は何のためのものですか?
A1: 緑色の電線はB種接地線と呼ばれるもので、電気設備技術基準・解釈第17条に規定されています。このB種接地線は、高圧側と低圧側が混触した際に、低圧側の電位の上昇や低圧機器の絶縁破壊などのリスクを防ぐ役割があります。
Q2:変圧器のB種接地されている場合、通常状態では電流は流れないのですか?
A2: はい、正確には変圧器にB種接地を施しても、通常状態では一次側と二次側は絶縁されているため、閉回路ができず、電流は流れません。電流が流れるためには、閉回路が必要です。
Q3:B種接地の主な目的は何ですか?
A3: B種接地の主な目的は、高圧側と低圧側が混触した際の低圧側の影響を防ぐことです。具体的には、自家用変電所の変圧器が混触した場合に、高圧側の電流をB種接地線を経由し、電力会社配電線の対地静電容量との閉回路を通して逃がす役割があります。




